広東料理翡翠廳でオーガニックワインを提供

2022.01.28

陸の豊かさも守ろう

こんにちは。

今回のサステナラボでは「広東料理翡翠廳」で提供中の
オーガニックワインについてご紹介します。

オーガニックワインとは有機農法で栽培したブドウを使ったワインです。農薬や化学肥料といった化学物質を使わずに育てたブドウを原料に、醸造の過程でも化学薬品や添加物などの使用を一般的なワインよりも抑えるため、土壌や生態系、また生産者と消費者の健康を守る点が注目を集め、支持されています。

まさにSDGsを推進する商品。なお、国ごとにオーガニックワインの定義や基準は異なり、ヨーロッパやアメリカではより厳格な規定のもと製造されています。

中国料理にこそワインを合わせないともったいない

▲一番のおすすめジェラール・ベルトランプリマ・ナチュールシャルドネを手にした松元副店長と翡翠廳の店内

ワインはどんな料理にも合うお酒で、実は中国料理との相性も抜群です。

「比較的味がはっきりとしており油使いが多彩な中国料理にこそ、ワインを合わせないともったいない！」を合言葉に、2021年3月からソムリエでもある松元副店長が中心になり、専用メニューを作ってお客様にペアリングを提案してまいりました。

キリっとした飲み口のスパークリングワインは小籠包や焼き餃子、しなやかなタンニンの赤ワインは麻婆豆腐、酢豚に合わせて、という具合に。お客様からは「“中華には紹興酒”という思い込みがあったけど、ワインも合うね！」「新しい味わいの発見になった」とお声がけいただいています。

こうして多くの方に“中華とワイン”のペアリングを楽しんでいただくようになった昨年12月、お客様の選択肢を増やし、SDGsを支援する目的もあり、オーガニックワインの提供をスタートすることになりました。

担当の松元副店長によると
「仕入れ先のソムリエと相談しながら、オーガニックワインの製造が盛んな南フランス産から赤白各2種を選びました。昔ながらのワインづくりの考えに基づくオーガニックワインは、生産者の力量により味のレベルにばらつきがあるため、味が優れたものを選ぶのに苦心しました。セレクトした4種類は、厳しい基準に基づいたヨーロッパ・フランスの『EU産有機農産物マーク』『フランス農務省認定ABマーク』、どちらかを取得しています」

(左)『EU産有機農産物マーク』 (右)『フランス農務省認定ABマーク』

こんなお料理と4種オーガニックワインを合わせて

ジェラール・ベルトランプリマ・ナチュールシャルドネ

産地:フランス／色:白／味わい:辛口／ふくよかな果実味があり、クリアな飲み口で食前・食中酒としても最適。亜硫酸無添加で造るオーガニックワイン。

【相性のよいお料理】ふかひれの姿煮、海老蒸し餃子

松元副店長にきいたお料理と4種オーガニックワインのペアリングをご紹介いたします。

店舗でもお料理に合わせてスタッフがおすすめしますので、環境にやさしくカラダにもやさしいオーガニックワインを「広東料理翡翠廳」でぜひお試しください。

: ジェラール・ベルトランプリマ・ナチュールシラー 2019
産地:フランス／色:赤／味わい:ミディアムボディ／亜硫酸無添加で造るオーガニックワインのシリーズ。ヴィーガンワイン。渋みやスパイシーさが特徴のため、濃厚な味のお料理に。

【相性のよいお料理】牛肉とピーマンの細切り炒め、江蘇省「鎮江香酢」を使った黒酢すぶた

: ヴィオニエマスダントラス
産地:フランス／色:白／味わい:辛口／ヴェルガモットのような香りあふれる華やかな白ワイン。すっきりとした味わいは、前菜や蒸し鶏にぴったり。

【相性のよいお料理】「蒸し鶏の葱、生姜ソースかけ」、「バンバンジー」蒸し鶏ゴマ辣油かけ

: カリニャンマスダントラス
産地:フランス／色:赤／味わい:ミディアムボディ／やや軽めの酒質でジューシーな仕上がり。胡椒やスパイスの香りに、ピノノワールのような上品な果実味と口上りが特徴的な赤ワイン。酸味があり軽やかなので、ケチャップ系のテイストなどと。

【相性のよいお料理】鶏肉とカシューナッツの炒め、大海老のチリソース