2022.03.04
陸の豊かさも守ろう
森の豊かさを守る ~ワインコルクの再利用支援~
この取り組みが始まる前は、何も考えずに廃棄していたワインのコルク栓。
実はコルクはとても環境にやさしい素材なんだそうです。
そこでコルクにスポットを当て、”もう一度暮らしの中へ” をテーマに、
使用済みのコルク栓を2021年11月より、再利用している事業所へ寄贈をはじめました。
レストランでは、コルク製のワインをご提供、販売することでコルクの需要を守り、
それが森、そして陸の豊かさを守ることに繋がると考えます。
コルクが環境にやさしいといわれるのはなぜ?
コルクは、ポルトガルを主産地とする地中海沿岸に成育する、ブナ科コナラ属のコルクガシの樹皮です。
コルクガシの周りの樹皮を剥ぐことで、素材を採取します。そしてまた採取が認められた定期周期で成長した樹皮を剥いでいくサイクルを繰り返すことで、樹齢150年~250年くらいまで伐採することなく収穫が可能なんだそうです。
●コルクの環境にやさしいポイント
1. 持続性の高い素材
木を伐採しない、素材を持て余すことなく使用可能
2. 地球温暖化を防止
皮剥ぎされたコルクガシは二酸化炭素を通常の3~5倍も
吸収
3. 生物多様性に貢献
コルクガシの実であるドングリはイベリコ豚などの飼料と
なり生育環境を守る
4. 砂漠化の防止
コルクガシの森林は地球温暖による砂漠化を防ぐ
このように、コルクは樹木の寿命を迎えるまで、地球環境を守り続けます。
環境にやさしい "コルク" は、私たちの暮らしにとても身近であると言えるのではないでしょうか。
各レストランで廃棄されるワインコルク栓の回収
そしてホテル全体で回収されたコルク栓は、「日本コルクリサイクル協会(JCRA)※」へ寄贈しています。
※日本コルクリサイクル協会(JCRA)は、日本国内で廃棄されているワイン、シャンパン等泡物栓に使用されているコルクをリデュース、リユース、リサイクルに則って心身に不自由のある方々と共に新しい商品に作り替え、独立性・多様性のある 社会参加・社会貢献を目的とし、活動されている事業所様です。
【現在までのコルク栓寄贈実績】
2021年11月 6.7 ㎏
2022年 2月 22.8 ㎏
☟ 日本コルクリサイクル協会様からの御礼状と
コルクコースターの見本
そして、当ホテルには18名のソムリエが在籍しております。
各レストランそれぞれの料理・シーンに合わせたワインをお客様へご提供することで、より一層、この "ワインコルク再生支援の活動" を推進してまいります。